埼玉大学にて2022年の過去問と全く同じ問題が出題された件について

出題ミス説が囁かれているが、元々埼玉大学は過去問の再利用は明示していたはずなので問題の再利用については問題ないでしょう。英検1級なんて再利用だらけですし問題のリサイクル自体は一般的によくある話です。

しかしながらわずか2年で同じ問題を出すというのはなんらかの意図があると考えるのが自然そうです。

そこでまず問題について見てみると、英検なんかでもよく出てくる手垢のついた問題であるのであまりメッセージ性は感じません。

そうなると問題の内容よりも直近の過去問を再利用したこと自体に意味がありそうです。

仮説1
受験生の出来があまりに悪かったのでもう一度出題した説

問題の内容自体は大したことはないですが、埼玉大学の受験生のレベルからするとこの語数の英作文はかなりの負担になることは想像に難くありません。

英作文の出来が悪くて受験生間の差がつかないなら、ほとんどの受験生がやってるであろう直近の過去問を再利用することで半ばヤケクソ気味に難易度調整を行なったのかもしれません。

仮説2
2次試験の勉強の重要性を受験生に示したかった説

埼玉大学は共通テストの点数割合が高く、2次試験の配点は全体の25%程度です。ボーダー付近の受験生は油断出来ないとはいえ、共通テストの出来でほとんど大勢は決していると言ってもそれほど過言ではないでしょう。

しかしながら、近年の共通テストの難化の一途を辿り、やはり埼玉大学の受験生レベルの学生の学力を図るのには適正でない可能性があります。

現状だと英語の配点は共通テストと2次試験を合わせて500点ほどですが、例えば共通テストの英語の配点を100点分2次試験にスライドさせるようなことを大学側が考えていても不思議ではありません。

私自身は直近では埼玉大学の受験生を担当しておらず、正確なデータなどはありませんので上記の話は参考程度に考えてください。埼玉大学の受験を考えてる方は自身でも要項や過去問を参照しましょう。

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